アメリカ・カリフォルニア州グレンデールに住む4歳のラブラドール犬、ジェダイは、家族と仲が良く、愛情に包まれた生活を送っていました。しかし、実はジェダイには特別な役割があります。

それは、7歳のルーク・ナットオールくんの命を見守ることです。ある夜、普段は一緒に眠る二人でしたが、ジェダイが突然起き上がり、周りを見渡しました。その後、母親のドリーさんに起こされたジェダイは、ルークくんの血糖値が危険なレベルまで下がっていることを知らせたのです。

ジェダイは糖尿病アラート犬として訓練を受けており、人の汗のにおいから血糖値の変化を感知し、異常を知らせることができるのです。ジェダイは様々な合図を出し、異常を感知するとドリーさんに知らせます。このようにして、ジェダイは3年以上にわたりルークくんの健康を見守ってきました。

ジェダイはこの大役のご褒美として、たくさんの褒め言葉やお菓子、遊ぶ時間をもらっているそうです。また、ドリーさんはルークくんとジェダイのFacebookページを開設し、ルークくんの日常生活を紹介しています。このような取り組みを通じて、1型糖尿病に対する理解を深めることを願っているそうです。

アメリカでは1型糖尿病を患っている患者が300万人以上いると言われており、ジェダイのようなパートナーと一緒に生活している人も珍しくありません。ジェダイはルークくんの命を守るという大役を担っており、その病状が良くなり、ジェダイの危険信号のバトンがただのおもちゃになる日が来ることを願っています。